まず今作は、「wiiリモコンプラス」を使うことにより、
超直感的な操作でプレイできることが目玉のようです。

リモコンを傾けたりひねったりするとリンクが剣を傾けたり構えたりするわけです。

この操作、言葉だけ聞くと凄い面白そうで、色々テクニカルな操作ができそうな気がするのですが、
実は実際はそう簡単にいきません。

まず私が一番気になった…っていうか終盤まできた現在でも気になっているのが、
「リモコンを前に傾ける」操作。

爆弾を「転がす」動作をする時に、前に傾けてから上に転がすような動きをする操作や、
虫型のラジコンのようなものを操作するときも、前に傾けることで下降させたりします。

この非常に重要な場面で重要な役割をになっている「前に傾ける」という動作、
実際にリンクと同じように、立ってプレイする分には腕ごと動かせばいい話なのですが、
普通この手のゲームをやるときに立ってプレイはしないですよね。。

つまり、手首を思いっきり前に倒さなければいけないのです。

しかもこの判定がやけに厳しくて、
ちょっと傾ける程度じゃ傾けたことにならない。

リモコン自体に水平センサーがあるようなので、
実際に水平にした状態から45度程度傾いた状態ぐらいにならないとダメなんですね。

普通にリモコン持ってるときって絶対手前に45度傾いてるぐらいになると思うんですよ。

それを真逆に45度。

これはほんとにきついです。。。

ただこの終盤までプレイしてきて、やっとこの問題の対策法を見つけました。

この操作をするときは「腕を前じゃなくて横に伸ばす」のです。

大体この傾ける操作をするときは、
ポインターの方向自体はまったく関係がないので、腕をどの方向に向けようが関係ないのです。

まあ慣れるまでちょっと時間はかかるかもしれませんがw

とにかくこれが一番気になるところでした。


そして次。

ダンジョンの構成ですね。

ちょっとトワイライトプリンセスがどうだったかはよく覚えてないんですが、
今までのゼルダのダンジョンって、

「基本的にどこからでも進めて」、「行ってない所はどこか?」ってなる構成だったのです。

つまりいろんなところを何回も回って、「あ!ここいってなかった!」とか「鍵がここにあったのか!」とか言う発見があったのです。

それに対して今回のゼルダのダンジョンはといえば、

「小さな鍵は常に一つしかもつ必要がない」構成。

これが何を表すのかといいますと、つまりは行けるルートがずっと決まってるってことです。

別に一本道で構成されているわけではありません。

ですが、たとえば一つの部屋に扉が二つあったとしても、
常に「片方は鍵で塞がれており、もう片方に行くしかない」という状況なわけですね。

だから正直ダンジョンマップが何の意味もありません。

大体でてくるのもほとんどの部屋行った後だし。おいおい。

でも自由度こそそんな感じで難易度もさほど高くないですが、
ギミックや謎解きの構成は過去作品の中でもトップクラスを誇る出来だと思います。
うーん、惜しい。。


そして最後にもう一つ。アイテム関連。

今回はなんと「盾が普通に使ってるとすぐ壊れる」仕様です。

体力の少ない序盤こそ、盾でしっかりと防ぎたいものですが、
序盤の盾はそれはもう即効で壊れてしまいます。

なので、敵の攻撃にあわせて盾ではじく「盾弾き」が必須になるのですが、
これも慣れない序盤は結構しっぱいするのでなかなか盾に頼ることができません。

それで、近作は色々なアイテムを素材を使って強化したりできるのですが、
この強化に必要な素材が、序盤はほんとなかなか手に入りません。終盤に偏りすぎです。

正直終盤は盾性能もプレイスキルも体力も上がっているので、
強化にそこまで必要性がないんですね。

これじゃあ何のための強化なんだか分かりません。

盾に限った話じゃなく、道具全般、非常に強化し辛いです。


…と、ここまで気になる点を散々愚痴りましたが、
逆に言えばこれ以外の点はほんとにすばらしい出来のゼルダだと思います。

プレイしていて感じる楽しさは過去作と同様かそれ以上のものですね。

買って損をするものでは絶対にありませんので、
ゼルダ好きの方は、是非購入してみてはいかがでしょうか?